ハンドメイドドリーム

とある過疎のまち。

大人たちは町おこしの方法で、大資本を誘致しようとする「企業誘致派」と、農業や畜産など産業を盛り上げようとする「産業再生派」のふたつに分裂していた。

 

産業再生派がご当地アイドルを企画し、オーディションが行われる。勝ち抜いたのは、中学生を中心とした8人の少女たちで「ハンドメイドガールズ」と名づけられた。しかし、彼女たちは、高齢化がすすみ、コンビニも高校もない、不便な過疎のまちの活性化にはまったく関心がなく、ご当地アイドルを足がかりに都会に出たいと考えていた。

そんなハンドメイドガールズは、いんちきプロデューサーや、三流アイドルらに翻弄され、せっかくまとまりかけた心がバラバラになってしまう。デビュー前のプレイベントは目の前に迫っていた。

 

「ほんとうの夢とは?」

自分の夢と向き合うことの大切さや、ふるさとを愛する気持ちに気づいていく少女たちが、わたしたちに教えてくれることとは・・・